光る海

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 「光る海」という表現は人に好まれるようである。私のような団塊の世代には石坂洋次郎吉永小百合と言った青春の代名詞的な名前がこの表現と共に浮かび上がってくる。今の地球にとっては、海はもっと光ってほしい、そして、もっと輝いてほしい。要は、もっと太陽の光を反射してほしいのだ。海面より氷面の方がずっといいのだが、北極海の氷面はすっかり減ってしまった。氷をつくり出せばいいのだろうが、それにはエネルギーが必要で、それがまた温暖化につながってしまう。
 「光る…」は典型的な文学的表現で、「光る」というイメージは絵画や文学でこれまで飽くことなく多用されてきた。光の存在を感覚し、そして実感するには「…が光る」ことが不可欠なようである。
 クリスマスの時期に私たちがもっと光ってほしいと願うのは光るイルミネーションなどではなく、自然や人の健やかさを象徴し、実現する「光る海」。

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