春の表現

春の表現
 立春は今の暦では春の僅かな兆しに過ぎない。立春が過ぎて寒さが強まることが不思議でないが、それでも植物は季節を見極める生得的な能力をもっていて、ほぼ正確に季節に反応し、暦に忠実である。いや、そうではなく、暦が植物の反応に忠実なのである。
 温暖化が進む中で植物はきっとうまく進化して、持続可能な適応形態を獲得し、生を謳歌することだろう。動物が春を表現する度合いに比べれば、植物は実に大胆に春を表現する。冬の地面は落ち葉や枯れ葉が降り積もり、敷き詰められている。そこに陽があたり、葉が輝く。落ちた葉を下敷きにして出てくる春の花はその表現の典型である。見渡せば、いつの間にか梅も河津桜も花を開き、早春を表現している。

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