水辺の風景

 江戸時代の水辺とはすっかり変貌した今の水辺。この風景が好きだという人と嫌いだという人にはっきり分かれそうな気がする。好き嫌いの理由は様々あれど、つくられた風景とそうでない風景の違いに人々はこだわるのではないか。私たちは色んなものをつくる。橋、船、電車、ビル等々。だが、私たちがつくるものも、自然がつくるものも、それら両方を含むのが風景。風景はそれを見る私たちがつくる。同じ「つくる」でも共通点がないほどに違う。

 写真と広重の名所江戸百景から「日本橋江戸ばし」(日本橋の欄干越しに江戸橋の方を望む。魚河岸から仕入れた鰹を棒手振りが運ぶ様子)、「吾妻橋金龍山遠望」とを見比べてほしい。見比べながら、「橋や建物をつくるのと風景ををつくる」の「つくる」の違いをあなたならどのように説明するだろうか。

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