新江東綺景

 以前「江東綺景」というタイトルで、江東区埋立地を中心に連載していたが、暫く時が過ぎ、その続編を書く気になってきた。東京の湾岸部はオリンピック・パラリンピックの2020年開催に向けて、大きく変貌しようとしている。その変化する街を老人の眼で見つめてみようというのが私の細やかな魂胆。

 東京の湾岸地域は埋め立てによって拡大してきた。私自身が埋立地に住んでいる。江戸と東京の歴史は埋め立ての歴史であり、運河が縦横に走っている。火山から出る溶岩で埋め立てるか、人が土砂を運んで埋め立てるかの違いは、埋め立て地そのものを左右するものではない。自然がつくる、人がつくると区別したところで、できた土地に違いはないというのが今の湾岸精神。そのためか、埋立地に高層ビルが林立することになる。

 埋立地の変化(へんげ)を通じて、自然、人間、生活がどのような環境や風景を埋立地に生み出しているのか、それを色んな角度、視点から眺めてみることにしよう。

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東雲運河、右手は豊洲新市場)

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(レインボーブリッジの朝凪)

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東雲運河の中州(旧防波堤))

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有明から望む中央区、港区)