花と昆虫

 虫媒植物と訪花昆虫のこれらの画像には、次のようなもっともらしい説明がつくことが多い。

 花には様々な昆虫が訪れる。そのほとんどは、餌となる蜜や花粉を求めて、花から花へと飛び回る。これは花が昆虫に餌を与えているように見える。だが、自分で動きまわることのできない植物は、昆虫を自分の生殖のために利用しているに過ぎない。互いを利用し合うこのような関係は、端で見ているほどのどかなものではなく、生存をかけた騙し合いの戦いなのである。

 何とも殺伐とした花と昆虫の関係についての説明だが、そこに共生の精神を感じ取り、助け合う美しさを垣間見るのも同じ人間である。花だけでも昆虫だけでも、騙し合い、助け合うことはできない。騙し合いと助け合いは紙一重の違い、あるいは単なる見方の違いでしかない。花と昆虫の行動は一つにつながった生物種の違いを超えた集団行動と捉えれば、それは助け合い行動であり、花と昆虫の行動を別々に独立したものと捉えれば、それらはそれぞれ騙し合い行動なのである。

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