キョウチクトウ

 昔はキョウチクトウ(夾竹桃)をよく見たのだが、最近は珍しくなったという気がしていた。たまたま今日そのキョウチクトウを街路樹として見て、懐かしくなった。久し振りで、白い花が懐かしかった。

 昭和45年千葉市の花木に選ばれたのがキョウチクトウ。高度経済成長に伴う公害によって草木に被害が出始めたとき、キョウチクトウは大丈夫だったため街路樹に選定されたそうである。尼崎市鹿児島市佐世保市広島市も市の花木としてキョウチクトウを制定している。広島では原爆によって草花も生えなくなると心配されていたが、もっとも力強く花を咲かせたのがキョウチクトウで、希望の光を与えた花木として選ばれた。

 では、そんなキョウチクトウが最近は街路樹として選ばれる機会が減ったのはなぜか。キョウチクトウは園芸植物であるにもかかわらず、強い経口毒性がある。花、葉、枝、根、果実すべての部分と、周辺の土壌にもにも毒性がある。中毒症状は、嘔気、嘔吐、四肢脱力、倦怠感、下痢、腹痛などである。

 気になるのは致死量だが、乾燥した葉100gで馬1頭の致死量に当たる。人であればもっと少ない量で致死量に相当する。そのため、キャンプ場の植栽、街路樹などは近年敬遠されているらしいのだ。

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