「かいめい」

 「かいめい」が有明西埠頭に停泊中である。この船を私が見るのは初めてである。2015年6月進水の海洋研究開発機構JAMSTEC)の海底広域研究船。JAMSTEC保有する調査船としては、「みらい」(8,687トン)に次ぐ大きさである。乗組員27名のほか研究者など38名を載せ、長期の航海が可能である。全長100.5m、5,747トン、横須賀が船籍港

 「かいめい」は、3次元地震探査システムによる海底下地殻構造探査、海底設置型掘削装置等による海底サンプリング調査、自律型無人探査機(AUV)の複数機運用や音響機器による海底の精密調査ができ、海洋資源の科学調査の推進が期待されている。

 船名は公募で選ばれた。深海の謎を解明することを期待してのことで、だから、「開明」ではなく「解明」。船名の「かいめい」が船体にひらがなで書かれているので訝しく思って調べてみた。その結果、この船名文字の揮毫は下村元文科大臣だった。船名は誰もが目をやる表札のようなもので、とても大切なものである。若い中高生で書道に熟達した人たちに書「かいめい」を応募した方がよかったと思う。下村氏の揮毫よりずっと人の眼を惹きつけた筈である。あるいは、私の個人的な好みに過ぎないが、会津八一の書く文字が白い船体に書かれているなら大いに映えるに違いない。

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