単弦ローゼ橋

 人がつくる建築物には美しいものが多い。美しい橋も多く、渡るより眺めたくなる橋が幾つもある。アーチ形は眺めるにはもってこいの形である。
 レインボーブリッジの近くにある新日の出橋は、日の出埠頭と芝浦埠頭を結ぶ橋として、芝浦運河の日の出水門の東側につくられた。単弦ローゼ橋(橋長85m)としては都内最大規模である。普通なら道路の両側のアーチで支えるところを中央の一面のアーチで支えているので単弦という訳である。
 暁橋という名前の橋は日本中あちこちにある。今日の暁橋(橋長70m)は江東区の枝川と潮見の間を流れる東雲北運河に架かる、やはり単弦ローゼ橋。ローゼ橋とは太いアーチ部材に細く剛な柱材を取り付けて桁を吊り下げる、あるいは支える形のアーチ橋で、暁橋のアーチは漆黒である。
 単弦ローゼ橋で有名な橋と言えば久澄橋で、矢作川に架かる。1993年に完成した4径間の橋で、側径間の単純桁橋が中央2径間の単弦ローゼ橋をはさんでいる。放射状の吊材が特徴的で、何とも美しい。

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(新日の出橋)

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(新日の出橋)

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暁橋

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暁橋

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(久澄橋)