白鳳

 「はくほう」と言えば「白鵬」と書きたくなるが、もう一つ「白鳳」もある。こちらの白鳳には複数の意味があり、日本史では「白鳳時代」や年号「白雉」の別称という意味であり、また白色の羽毛をもつ鳳凰のことでもある。こんな聞きかじりのことよりずっと面白いのは若冲の「老松白鳳図」。松の木の枝に片足で止まり、大きく羽を広げた鳳凰が描かれている。肝心の羽は金泥と黄土で下塗りした上から、胡粉を使って丁寧に描かれている。その結果、羽の合間から黄土の下地が光り輝いて見える。

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 さらに、今有明西埠頭に停泊しているのが「白鳳丸」で、国立研究開発法人海洋研究開発機構の学術研究船である。今年は就航して20年目。海上保安庁などの船は普通白色なのだが、この船の船体は「白鳳」の名前とは裏腹に淡いクリーム色である。ファンネルの色は東大色の「淡青」。

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