豊洲市場

 豊洲に新市場が建設され、既に随分と経つ。もっとずいぶん経つのは、環状2号線豊洲大橋、築地大橋で、それらは未だに工事用車両が一部しか通れない。認知症気味の東京都民がもう忘れても一向におかしくないほどに時が経ち、あの都知事を先頭に騒ぎ立てた熱狂が、今はどこに行ったのかと訝しく思う程に冷めてしまった。

 それなのに、明確なプランはなく、先行きは暗く、商売の見通しは立っていない。それを象徴するかのように、豊洲市場の使われない建物群は健康過ぎる秋空に新品の醜態を晒している。空き家だらけではなく、すべて空き家という、その虚構は古い築地の老醜と比べて決して引けを取らない程のものである。

 醜態も老醜も、虚しさが漂うだけで、何ともやるせない限りである。

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