もみじ三題

(1)いろは紅葉
 カエデ属のイロハモミジは、イロハカエデ(いろは楓)とも呼ばれる。日本では紅葉の代表種。赤い小さな花が4~5月に咲き、小さな実をつける。春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉で多くの人に好まれてきた。その名は葉の数をイロハ…と数えたことに由来する。(画像は深川のギャザリア ビオガーデンのいろはもみじで、本格的な紅葉はこれから)
(2)真間の紅葉 手古那の社継はし(広重「名所江戸百景」)
 かつて私が住んでいた市川の真間は江戸名所の一つに数えられていた。手古那は少女の名前で、舒明天皇の時代の下総の国の国造の娘。彼女は容姿端麗で、多くの男たちから求婚されたためにノイローゼとなり、真間の入り江に入水自殺してしまう。その彼女の供養のため真間山弘法寺 (ぐほうじ)が建立され、彼女を祭る手古那の社の紅葉と、真間の継ぎ橋で名所となった。
(3)『紅葉狩』
 タイトルは能の曲の一つ。妙高の隣の戸隠山の鬼女が「紅葉」。村人を餌食にするため、時の帝が平維茂(これもち)に鬼退治を命じる。維茂が戸隠山に向かうと、美しい女たちが紅葉の下で宴を催していた。維茂は「紅葉」と手下の女たちに誘われ、酒宴に加わり、深い眠りに落ちる。夢の中に神が現れ、お告げとともに維茂に神剣を与える。維茂は神剣を使い鬼女を狩り、戸隠山に平穏が戻った。

f:id:huukyou:20171110085109j:plain

f:id:huukyou:20171110085126j:plain

f:id:huukyou:20171110085141j:plain