マーガレット

 白い可憐な花を咲かせ、その花径は5センチくらい。次々に花を咲かせて長く楽しめることから、広く親しまれる身近な花である。今では一重咲き、八重咲きと形状も様々。和名は木春菊(モクシュンギク)。学名はChrysanthemum frutesceusギリシャ語の「chrysos(黄金色)+ anthemon(花)」3月から7月頃に開花。アフリカのモロッコ沖のカナリア諸島原産で、明治時代に日本に渡来。
 chrysanthemumは英語では「菊」である。花は確かに菊に似ていて、和名も木春菊。そうなると、マーガレットとキクの関係と「マーガレット」という名前と「キク」という名前の関係がどのようになっているのか気になるではないか。ちょっと物知りなら、学名はイタリック体のアルファベットで属名と種名が併記された名前、和名は多くは標準和名を指し、学名と対応した唯一の日本名。分類学をかじった人なら、学名はラテン語ギリシャ語の生物の名前で、他の生物と区別をつけるための名前。普通は属名と種名で表されるリンネの二命名法を使う。和名は日本人のコミュニケーションで使う生物の名前。古来の呼び方を使うか、単語を組み合わせて新たにつくる。唯一のルールは名前がもとで混乱しないこと。
 マーガレットの花を楽しみながら、分類、学名、和名の間の関係を断続的に考えてみたいと思っている。例えば、そもそも「正しい名前」などあるのだろうか。

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